名古屋市会議員報酬800万円について考える一市民。
一市民であるオヤジとしては、800万円という金額だけを考えると途方もない宇宙たる数字である。減税日本を率いる河村たかし市長が高らかに、名古屋市議(政治家)の報酬は「市民並みの給与」でやるべきだと言い出したころは、「そうだそのとうりだ、名古屋市議の報酬は高過ぎる」と単純に思っていた我がであった。
私も単純、単純な市民も多くいるのだろう。減税日本が立ち上がり、当初の名古屋市議選で28人の減税日本公認候補が当選した。言葉は悪いが「訳の分からぬ人」が河村旋風に乗って当選を果たした。私を含め、多くの有権者は候補者を見ず単純に減税候補に投票したと思われる。
結果、2011年減税日本ナゴヤの志士28人は、2015年4月の市議選前には志士数が、わずか11人となっていた。28人-11人=17人。この去っていつた減税日本所属の名古屋市議17人はどうなの? 不祥事を起こした人、除籍になった人、自ら去って行った人。
「市民並みの報酬」を掲げ当選した議員先生は「市民並み以下の事情」で議員辞職、除籍、脱会していった。「市民並み又は市民並み以下の市民」に名古屋市会議員になる又は、存在してはしてはならないと考える。
あれ、ちょっと話がそれてきたかも。わからないがいいのだ、思いつくまま走り書きだ!
年収800万円は「市民並み」ですか。「庶民並み」は年収4~500万円かな。
年収800万円が市民並みとするならば、名古屋市民の年収は「トヨタ並み」ということで
「金銭的には日本一裕福な街・名古屋」ということでしょうか。
トヨタ自動車の平成21年から28年の8年間の平均年収は785万円という統計があります。
何を言いたいのか分からなくなってきたオヤジ。
まあいい「政治家は市民並みの給与で」ではいけないのである。
「市民並み以上の人が、市民・庶民目線も持ちつつバランスのとれた政治をおこなう」
そして「市民並み以上の報酬をいただく」それでいいじゃないですか。
ただその市民並み以上がかけ離れた多額であってはならないと言う事です。
ひとつ言えることは、市会議員はあくまでも「臨時雇用」で正社員でありません。
任期4年で、次も議員である保障はありません。保証のある議員は任期中に真っ当な仕事をし、有権者から認められたひとであります。優秀な人、選ばれた人には相応な報酬であっていいのです。
名古屋市会議員の相応な報酬っていくらか。
⦿名古屋の市民オヤジ裁定
河村市長、並びに名古屋市議諸氏は2010年からはじまり、足掛け10年でしょうか。
「たわけ」失礼。「痛み分け」です。数の力や議論を続けても収まりません。
裁定:名古屋市議報酬800万円案対法的根拠のある1633万円の真ん中とする。
したがって「名古屋市会議員報酬は12,1650,000円とする。なお恒久的とする」
これにて一件落着。
2019年2月6日
「市議報酬800万円」
河村市長の諮問
審議会 また‟門前払い〟
門前払いを承知の上で諮問するのでしょうね河村さんは。
それを承知で、事前に市議会は正副議長を通じ市長に「年800万円の妥当性ではなく、適正額を諮問すべきだ」と要請していた。
要請にも係らず「耳から鼻に抜ける」とか
「一を聞いて十を知る」なら良いのだけれど、残念な「きかん坊」(いちど言い出し
たら何が何でも主張を押し通す。そのプロセスが間違っていてもだ)。
審議会(市特別職報酬等審議会)の本来の役目は
・市職員の給与や他政令市の議員報酬などのデーターを比較して適正額を答申すること。
したがって河村市長の主張である「市議の報酬は800万が妥当だろう」という特定の報酬額の妥当性を諮問するすることは無に等しいわけである。
だから市議会の正副議長が「意味のある正しい諮問」をしてくれと要請したわけで。
審議会は「審議会の判断基準になじまない」としてその旨を近く答申する方針と相成った。
・・・こりゃあかんて河村さん。金と時間の無駄使いじゃないかな。審議会の会長=中山恵子・中京大学教授をはじめ10人の審議委員が市役所に集まって審議した。
そもそも論外な諮問にですな。「責任者出てこい」
審議会に出席し諮問理由を述べた。「政治家は市民並み給与でやるべきという政治信念は変わっていない。市民との約束を守ることが私の使命だ」と説明した。
・・・「市民と約束した」へっ市民?、それは一部の市民でしょ。または、一方通行の河村市長からも約束でしょ。
「約束」、けっこう約束破りの河村さん。話が長くなるのでここでは書きません。
「市民、市民」をよく口にする河村市長。
審議会で諮問理由を述べたのち退席し記者の取材を受け、
「審議会の諮問は条例案提出のための手続きかと言われればそうかもしれないが、議員さんも地元で公聴会を開いて必要な報酬額を市民に説明せんといかん」と述べた。
・・・手続きかと言われればそうかと思うのであれば、手続きを踏んで下さい。社会は手続きなんです。公聴会を開け。なるほど自民、民主の方々開きましょう。
市民の声をよく聞く(公聴)名古屋市長河村さ~ん。
あれってどうなんです。平成26年に市が行った「名古屋城天守木造復元に関するアンケート」市民の意見、民意は、
《そのまま存続させて、耐震補強や改修などを行うが71%》
《天守閣を解体して、木造で復元するが15.3%》
それでも突っ走る河村さん。
河村さんもイカンわ。「河村商店」個人商店じゃあるまいし、社長がいて役員がいて株主がいる株式会社だで。関係者の意見やアドバイスも聞き入れて、上手く調整してやってちょ、市長。まあしかし民意尊重だけでは政治はできませんけどね。
名古屋市議報酬800万円に絡んで隣接の市の議員報酬を見てみる。
尾張旭市と北名古屋市の市議報酬は約710万円と720万円である。
市議として仕事量が違いがあるのかどうかは分からないが、公的な役務からいえば仕事量で報酬を決めるのはどうかと思う。また、名古屋市隣接の市であるから物価など生活費に対した差はないであろう。
だが比較対象とはならないのだろう。あくまでも名古屋市は同等な規模な都市との比較で議員報酬が決められているのでしょうから。
しかし、尾張旭市と北名古屋市の市長の報酬(退職金を除く)は名古屋市議の現時点とほぼ同等。これは少々疑問点なオヤジである。
仕事量や重責からいうのはなんだが、名古屋市議よりは、はるかに尾張旭と北名古屋市の市長より上であろうと推測する。
まあそんなことで名古屋市議の報酬は1200万円ほどが妥当ではないかと思う次第。
尾張旭市
市長報酬 |
期末手当 |
年総額 |
退職金 |
月額983,000円 年額11,796,000円 |
報酬月額の3.15 3,096,450円 |
14,892,450円 |
1期4年 18,496,128円 |
議員報酬 |
期末手当(6月) |
期末手当(12月) |
政務活動費 |
月額425,000円 |
報酬月額 ×1.45×1.55 (955,187円) |
報酬月額 ×1.45×1.70 (1,047,625円) |
会派に交付 1議員あたり 年額/15万円 |
年額5,100,000円 |
955,187円 |
1,047,625円→→ |
報酬総額 7,102,812円 |
北名古屋市
市長報酬 |
期末手当 |
年総額 |
退職金 |
月額900,000円 年額10,800,000円 |
報酬月額の2.95 2,655000円 |
13,455,000円 |
1期4年 20,088,000円 |
議員報酬 |
期末手当(6月) |
期末手当(12月) |
政務活動費 |
月額431,000円 |
報酬月額 ×1.45×1.575 (984,296円) |
報酬月額 ×1.45×1.725 (1,078,039円). |
1議員あたり、 月額3万円 (年額36万円) |
年額5,172,000円 |
984,296円 |
1,078,039円→→ |
報酬総額 7,234,335円 |
名古屋市
|
議員報酬 及び期末手当 |
政務活動費 |
2016年3月可決 |
1,455万円 |
議員1人あたり 月額50万円まで 交付 (年額600万円) |
2011年可決 |
800万円 |
|
~2011年まで |
1,633万円 |
そうそう、先般尾張旭市長選が行われました。いろいろ尾張旭市議会について検索したが
そうそう、尾張旭市議定数に驚いた。なんと21人もいるんです市議さんが。
人口割からすると3900人に1人の市議。
名古屋市はどんなんだろう。選挙区が区ごとにわかれ、例えば瑞穂区、人口約10.5万人で議員定数3人である。人口割で3.5万人に1人である。
もし尾張旭市(人口83,476人)が名古屋市に編入したとする。新しく17区目が誕生だ。区名は「名古屋市旭区」。そうなると、尾張旭市議はいなくなり、名古屋市旭区選出の名古屋市議となるわけだ。そうした場合「旭区の市議定数は3人」となる。でしょう。
名古屋市人口=2,321,727人/市会議員定数75人(H31年4月より定数削減で68人)
※名古屋市民34,000人あたりに1人の市会議員。(定数68人で計算)
市会議員報酬1,455万円+政務活動費600万円=2,550万円×68人=17億3,400万円
※名古屋市民一人あたりの負担額/ 747円(年間)この数字だけ見ると意外と低いが。
尾張旭市人口=83,476人/市会議員定数21人
※尾張旭市民3,975人あたりに1人の市会議員 やはり定数減が必要かも。
市会議員報酬7,102,812円+政務活動費15万円=7,252,812円×21人=1億5230万円
※尾張旭市民一人あたりの負担額/ 1,824円(年間)5人家族とすると結構な金額に。
☟
名古屋市旭区人口=83,476人/市会議員定数3人
※旭区民27,825人あたりに1人の市会議員
市会議員報酬1,455万円+政務活動費600万円=2,550万円×3人=7,650万円
※南知多町(愛知県)の人口は約18,000人で町会議員は12人。1,500人に1人の町議。
豊根村(愛知県)の人口は約1,115人で村会議員は8人。139人に1人の村議。
日本でいちばん人口の少ない村「青ヶ島村」(東京都・離島)は人口165人。
村議数6人で27.5人に1人が村議である。
名古屋市議報酬の話からそれて、ひらめいたことはなんでも書く。困ったオヤジであります。やはり尾張旭市は名古屋市編入がいいんじゃない。単純~だけど。
尾張旭市、名古屋市に編入。新区名「旭区」が誕生し名古屋市人口240万人に。
・2030年に名古屋市営地下鉄新線開通し名古屋都心まで至近となる。
名古屋駅~東本地ケ原駅 約16km 所要時間約30分 料金330円
名古屋駅ー名古屋城(市役所)ー赤塚ー古出来ー竹越 ↴
晴丘ー本地が丘ー森孝新田ー引山 ↲
(名鉄バス:名鉄バスセンター晴丘 所要時間約1時間5分 料金430円
・敬老パスが使える。
・旭区誕生時の人口は83,476人で、2030年には12万人に増加。
尾張旭市が名古屋市に編入でのマイナス点は、ただのオヤジにはわかりませんな。
日本維新の会の公約「地方議員報酬2割減」と減税日本の名古屋市議報酬「半減の800万円」はどちらが順当か。言い換えればどちらが常識的か。
日本維新の会は統一地方選の公約を発表した。そのなかに「地方議員の報酬と定数をそれぞれ2割程度削減する目標」というのがある。
(維新さん、地方議員の報酬2割減はオヤジもうなずけるが、めちゃくちゃ安い田舎の議員さんの報酬は逆に最低2割増じゃありませんか)
どうだね河村市長、名古屋市議の議員報酬も「半減の800万円」なんて超極端なことを
言わんと、維新さんの常識的な範囲である「2割削減」で丸く収めては如何か。
河村さんの極端さでは折り合いがつくものも、つかなくなりますわね。
河村市長がさわぐ前の名古屋市議報酬は1,633万円(確かにめちゃくちゃな高額)、
現時点は暫定の1,455万円である。
日本維新の2割カットで計算すると約1,300万円となる。
いつまでも実現する可能性のない河村市長案の800万円は捨てて、1300万円で妥結しましょうよ全名古屋市議の皆さん。
2019年6月?日の新聞各紙の1面の大見出しは
「名古屋市議報酬、年1300万円で名古屋市議会会派全員賛成で可決!」